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  • 執筆者の写真原石 匠応

突然現れた霊能力者

 朝早くにベルが鳴って迂闊にも出てしまった私。あまり時間が無いと言ったのですが少し話したいという事だったので、緊急の用かと思い予約も無しに入れてしまいました。


 着替えまで待って頂いて入って頂いたのですが、それがビックリ。同業者なのだと話で分かりました。この方はどの様な事でも言い当てるとの事で、「それは凄いですね」と返したのですが私の事を何か言ってみて下さいと尋ねた所、その霊能者の肩から近親霊が出て来て霊能者の耳に何かを囁いている感じでした。その後、ズバリ私の事を言い当てたのですが、これは無意識の内に近親霊から情報を得ているダメなタイプだと分かりました。大抵、何でも言い当てる霊能者やスピリチュアル的な仕事をしている方、占い師等は霊を意識的に手懐けて飼っているタイプの方と、無意識に霊に情報を与えられるタイプに分類されます。当人の力でと言う方は極少数ですが、それでも守護霊や背後霊、指導霊等の影響を多少なりとも受けている方が殆どで、自分の力でどうこうしている方は本当に少ないです。


 霊能者の方に「近親霊が憑いてますけど祓った方が良いですよ」と言ったのですが、その霊能者は霊は憑いていないの一点張りで、話にならないので「そうですか」としか言えませんでした。知り合いのヒーラーでもあり様々な能力をお持ちの方にその話をしたのですが「霊能力者でも突然能力を失う人がいて、そう言う人なんじゃない」と言われ、なるほどと妙に納得してしまった私。私は霊を手懐けていませんが、依頼者の方の先祖霊や守護霊、背後霊、指導霊等がよく話に来て下さるので情報を得られますが、自分の力で霊を祓う事や封印・霊界とこの世を繋げて霊を飛ばして閉じる事や結界を張る事、神仏に願いを届ける事や気配や氣を感じ取ったり氣を放ったりは出来ますが、見ず知らずの方の情報を得る事は私には出来ません。霊を手懐けても良いのですが、それでは霊の転生や成仏の邪魔をしてしまう事になります。霊が気の毒なので私はその様な事はしませんし、基本的に霊は祓ってしまうので私には向きません。


 結局、来て下さった霊能者は気分を害したのか分かりませんが帰ってくれました。どうやら近所の霊能者だったらしいのですが情報を近親霊に聞き出す事は出来ても、他の事は出来なさそうだなぁと思いながら困ったものだなぁと思い、少々気の毒に思えてしまいました。


 知り合いのヒーラーの方曰く、「能力を失う霊能者は結構いて、嘘をつかなくてはならなくなり、結局不幸になる」との事。そうなんだなぁと思い少々可哀想に思えてしまいました。自分もそうならない様に気を付けようと思った次第です。


 霊的な気配を感じた時点で霊をぶっ飛ばしていた私は、見知った霊には話を聞いていましたが、来た霊には何の用なのか聞く様に心がけようと思いました。ですが寝る前に来られると電源が入っていない電子機器が突然鳴ったりするのでイラっとしてしまうと、霊を氣で飛ばしてしまう私です。誤って見知った霊を飛ばしてしまう事も多々ありますが数日後に来て下さるのでまぁ良しとしています。


 霊は飛ばされても突然知らない所に居る感じなので飛ばされたとは感じません。寝る前位はゆっくりしたいものです。




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