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  • 執筆者の写真原石 匠応

死神と言う役割

 死神と言うと、どの様な姿を思い浮かべるでしょうか。呪術を使った呪いを行使する時に現れる死神は、まさしく死神と言った格好をしています。何も持っていませんが、黒い色のフードが付いたローブを纏い、複数で現れるとそれぞれ顔は違いますが何れも恐ろしい形相をしています。顔が青白く見えるのが不気味です。


 以上の死神以外に死者のお迎えに来る役割の、これも死神としか表現が出来ないのですが、見た目は呪術を行使した際に現れる死神とは全く違い、普通の霊なのですが着物を着た女性であったり様々な霊が役割を果たしています。こちらの死神を良い方の死神とすると、現れるのは死の間際だったり、死んでから自宅で安置されている時に訪れたりと様々ですが、死神が来ると何故か死んだ方の気配が全く無くなってしまいます。どこかの次元に連れて行く感じなのだと思いますが、霊界とは少々違う様です。成仏したと言っても良いかも知れません。


 人は亡くなると、殆どのお葬式で亡くなった本人の霊が見ていたりしますが、稀に霊が居ない時があります。この場合、恐らくは死神が連れて行ったのだろうと思われます。成仏した状態なのでしょう。


 私が見た事のある死神は、黒いローブを纏った方のヤバい死神と、お迎えに来た良い方の死神です。幼い頃に祖母が亡くなった時に、いつも座っていた所に霊となって座っていたのを確認しているのですが、正装をした黒い着物の女性が亡くなった祖母の家にスッと入って来て、祖母の遺体の前で座って深くお辞儀をしたのをずっと見ていました。全く知らない女性で、そこに居るのに誰も気が付いていない様子でした。お辞儀をした後、普通に歩いて去って行ったのですが、その場に居た誰に聞いても誰も来ていないと言われ、祖母の霊が座っていた場所を見ると姿が消え、気配も消えてしまっていたのを鮮明に覚えています。


 以上の様に、霊にも様々な役割がある様で、普通に見る霊は死神が迎えに来ていなかったか順番待ちなのか、行くのを拒絶したかの何れかだと思われます。怖い方の死神は、術をかけられたら完全にアウトなので見た時は思い切り気を飛ばして追いかける様にしてそれを続けます。完全に姿が確認出来なくなるまで続けて気配も消失したのを確認します。流石に怖い方の死神には容赦しません。危険すぎるからです。そう言った事が何度かありますが、流石に恐怖で肝が冷えます。


 まぁ、お葬式には大抵亡くなった方も一緒にいると思って頂いて良いと思います。お葬式には幾度となく参加させて頂いていますが、殆どのお葬式で亡くなった方を確認しています。稀に亡くなった方の霊が居ない時は死神が来たのだなぁと思って、一応成仏されたのだと感じております。


 霊には様々な役目と言うか役割がある様ですが、役割のある霊と中々話す機会が無いので十分には理解出来ていません。死神と言う役割の霊は稀に見るので確実に存在します。


 成仏についてはまたの機会に書いてみたいと思います。


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