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  • 執筆者の写真原石 匠応

実際にあったこと

 幼少期に霊が見える事が普通な子は実際にいて、大きく分けて不思議がる子と心底怖がる子に分けられます。私が学生の頃には、特に霊を見ても気にもしていなかったのですが、対照的に心底怖がる同級生がいました。彼は恐れで御守りを首からいくつも掛け、ポケットにも御守りが入っている始末でいつも顔は青ざめ、友達もいない有様でした。その後彼はどうなったのか、今では知る由もありませんが稀にそう言う子もいるのです。


 精神的な事で霊がそこにいないのに脳が映像を作り出す方も存在しますが、確実に霊が見えている子と接する事がありました。ご自宅に伺った際に家に入る前に既に霊がいるのを察知していたのですが、そこのお子さんが霊が見える子で心底霊を怖がっていました。霊は家に憑いていると感じ取った私は霊を祓う前にお子さんと話をしました。お子さんと向き合って話をしていると私の背後に霊の気配を感じたのでお子さんに「そこにいるの見える?」と尋ねると首を縦に振りました。私はお子さんの目の前で霊が嫌がる氣をぶつける動作を見せました。2度氣をぶつけると霊が気配を消しましたが、二階に移動したのを感じました。丹田と言う所を教え、そこに力を込めて手に氣が出たところで中指と薬指を親指で押さえて弾く事を教え、直ぐには習得出来なくとも知識だけでも持っていれば何れ出来る様になるとの思いで教えました。


 家に憑いている霊は近親霊で、家で亡くなられたお婆さんだと分かりました。完全に祓ってしまうのが良いとは思ったのですが、お母様の方から可哀そうだからと祓う事はしないで欲しいとの事でしたがお子さんの事はどう思っているのかと思ったのですが、お子さんが霊を見えると信じていない様でした。確実に見えていますと伝え、仕方が無いので霊と住み分け出来る様に霊のいる場所へ行き、お婆さんの霊と話をしました。結局、天井裏で過ごしてもらう事で納得してもらいましたが転生の仕方を教えておきました。居心地が悪いと思ったら転生する事を選ぶかも知れないからです。


 近親霊は自分の身内だった方の霊なので、殆どの方は守ってくれていると信じて止まず、祓う事には躊躇する方が多いです。逆に亡くなって早々に祓って欲しいと依頼を受ける事もあります。中々に難しい問題ですが、私的には祓った方が良いと言う考え方なので何とも言えません。


 霊が嫌がる方法と、氣の出し方をマスターして十分に出す事が出来る様になれば、霊をかなりの距離飛ばす事も出来ます。実体化した霊には無理ですが、その場合は話すしかありません。危険が伴いますが、出来れば霊の力が増す前に祓ってしまいたいものです。何れにしても霊が姿を現したら話して転生の方法を伝え、納得してもらってから出て頂き結界を張るのが良いかと思います。神仏にも念入りにお願い致しますが霊と話す事が重要です。怒る霊も中にはいますがそういう時は強制的に排除します。早く転生するのを目指すのが一番報われるからです。


 成仏させるのとは全く違う方法ですが、成仏の話は何れまた触れてみたいと思います。


 実際に霊が見える方が稀にいます。見えていないのに脳が見せている病気の方も存在します。何れにしても否定する事はあまり良くありません。霊が見える方は対処の方法を、病気の方は通院をして頂くのが良いでしょう。


 信じない方は嘘をついていると思って面白がっている方もいます。霊による恐怖を体験した事が無いからなので、それはそれで良い事だと思います。ただ、耳を傾けてあげる事は大切だと思います。


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